交通事故で良くあるお怪我
交通事故で良くあるお怪我
Q交通事故の痛み(むち打ち、腰痛、胸の痛み、手足の痛み)
A
1、むち打ち
人の体の中で頭は重たい物です(5kg~6kg:おおよそ体重の10分の1弱)
その重たい頭を細い首が支えています。衝突のエネルギーによって頭は大きく振られます。この時に首を支えている筋肉や靭帯が伸ばされて損傷されます。それがむち打ち(頚椎捻挫、頚部挫傷)と言われるものです。
2、腰痛
車のシートに座ってシートベルトをしていても腰が痛くなる事があります。これは、シートメルトに固定されていても、体とシート(座席)の間には隙間があります。大きな衝突エネルギーではほんの小さな隙間を縫うようにして体は大きく”うねり”を生じます。この際に腰周辺の筋肉を損傷して腰痛を起こします。
3、シートベルトによる胸部の痛み
衝撃を受けた体の胸部には通常シートベルトがしてあります。このシートベルトに非常に強く胸部が押し付けられて、あたかも打撲をしたようなお怪我を負います。内出血で真っ青になる事もあります。
4、腕や足の痛み
追突の衝撃によって手や足が車の車内の突起物等にぶつかって打撲をしたり、握っているハンドルで手を捻る事(捻挫)もあります。特に関節部(肘や膝)の打撲や手首の捻挫の痛みは長引く事も多く見られます。